2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

【小説】幼いころのトラウマが…

学会のよいところは、確かにすぐれたシンポジウムや研究発表から多くのことを学ぶことができるという利点があるのですが、それと同じく、あるいはそれ以上に、多くの人たちに出会えて話ができることにあるのも事実です。特に、自分が知らない、あるいは読ん…

【小説】「こんなことに意義はあるのだろうか」

今年の日本英文学会の大会は北九州市立大学で開かれましたが、参加した人たちの間では密かに松本清張がブームになっているのではないか、なんて想像をしています。なぜなら、このブログで夏にも紹介しましたが、北九州にある松本清張記念館の話が私の周りで…

【小説】モンスターとは誰なのか?

イギリス小説を読む授業では、「イギリス小説のモンスターたち」というタイトルで、前期にはメアリ・シェリーの『フランケンシュタイン』とブラム・ストーカーの『ドラキュラ』を読むことにしています。最終的には、「異人論」などを援用しながら、異質なも…