2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

【入門書】適切な「入門書」とは?

今日、神楽坂の学会事務局の用事を済ませ、また神田神保町に寄って帰りました。しかし、今日は暑かったにも関わらず、これといった本もなく、久しぶりに手ぶらで帰りました。そのときに立ち寄った三省堂の「イギリス文学」のコーナーに下記の本が平積みにさ…

【学会情報】ミステリーのシンポジウムが開かれます。

ようやく涼しくなってきた感じで、腰を据えて本でも読んでみようという気持ちになってきます。そう思うと、後期が始まってしまいました…。そんな読書の秋に読むべき本を教えてもらえそうな学会情報を紹介します。日本ウィリアム・フォークナー協会の第13回全…

【小説】イギリスの「困難な時代」

ディケンズの『困難な時代』を読み終わった。今回、びっくりしたのは、作品の内容というよりも、原書がとても安く買えたこと。読んだのはWordsworth Classics。安いから買ったのだけど、値段は何と260円。円高とはいえ、信じられない安さ…。Hard Times (Word…

【雑考】読みたい本、読むべき本…

最近、反省しているのは読書量がめっきり減ってしまっていること。ここでいう「読書」とは、授業の準備や論文を書くために読むものに加え、純粋な楽しみのために読むものも含んでいる。院生時代、呑気にも「読書ノート」なるものをつけていた。指導教授がこ…

【小説】歴史と現実が交錯する面白さ

とても面白い小説を読み終えたので紹介したいと思います。ロバート・ゴダードの『千尋(ちいろ)の闇』(創元推理文庫)。下記に上巻のみ載せておきます。上下巻で合計800ページあまりの長編小説ですが、その長さが苦痛にはならないほど面白い作品でした。千…