2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧
たまたまですが、フェリス(後期)と非常勤先の二つの大学(前後期)で、今年度、「イギリス文学史」を担当することになりました。フェリスでは、なくなっていた科目の久々の復活、他の二大学では、担当の先生が研究休暇でお休みのため、その代行で担当しま…
イギリスの文学や文化関係の本を紹介するはずが、すっかりテーマがそれてしまったので、またもとに戻します。現代の作家たちも面白い作品をたくさん書いているのですが、意外に「定番」とされるような有名な作品にも、読み直してみると、随分とおもしろい作…
前回、漫画を取り上げたので、今回、漫画つながりで紹介したい作品があります。このブログの趣旨からはそれてしまいますが、ついでに書かせてもらおうと思います。文学の研究とかをしていると、「自分で作品を書こうと思ったことはないの?」と時どき尋ねら…
BBCのドラマ『高慢と偏見』が作ったオースティン・ブームは、すでに十数年がたちますが、いったいどこまでいくんでしょうか…。主役のエリザベスをすっかり喰ってしまった相手役のダーシー、というか、コリン・ファース。とうとう、今では、日本のDVDでは「コ…
それにしても本当に寒いですね。東京では雪が降ったとか…。なかなかコートも仕舞えないでいます。 いよいよ2010年度の前期が始まり、授業の第1週が終わりました。初めての授業というものはなんだか居心地が悪くて緊張してしまいます。やるときはやる、遊ぶと…
日本ジョンソン協会という学会があるのですが、その東京支部が研究会を開いています。 この学会は、サミュエル・ジョンソンというイギリスの18世紀の文豪の名前を冠にし、「長い18世紀」(具体的には、イギリス王政復古期からウィリアム・ブレイク没年時に至…
明日から新年度の授業が始まります。初めて大学で授業を受ける人、大学での最後の年になる人、いろいろだと思いますが、何かを学ぶことができたと思える1年になれば、と願っています。さて、生活にゆとりがなくなってしまうと、実用的でないことに対して否定…
年度が明けると、春の学会や研究会のシーズンが始まります。今年度は5月1日(土)の日本英文学会の関東支部の例会でスタートです。日本英文学会は、日本の大学などで英米文学や言語学などを教えている教員や学んでいる院生の所属する、日本で最大の英文学関…
廣野由美子、『ミステリーの人間学―英国古典探偵小説を読む』(岩波新書)ミステリーの人間学―英国古典探偵小説を読む (岩波新書)作者: 廣野由美子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/05/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ …
まだまだ寒い感じの日が続いていますが、桜の花の方はそろそろ満開に近くなっています。満開の桜の花を見ると思い出すのが、坂口安吾の『桜の森の満開の下』。見事に咲いた桜の木の下には本当に死体があるのでしょうか。桜の森の満開の下 (講談社文芸文庫)作…
ジュリアン・ジャルド監督『ジェイン・オースティン―秘められた恋』主演:アン・ハサウェイ、ジェイムズ・マカヴォイジェイン・オースティン 秘められた恋 [DVD]出版社/メーカー: ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン発売日: 2010/03/17メディア: DVD…
ラジオと書いてあり、「えっ、ラジオ?」って思ってしまう人も多いかもしれません。最近、ラジオは聴いていますか? そういう私も、車を運転中にFMを流すときくらいしかラジオは聴かなくなりました。 しかしながら、私の高校生の頃(もう30年くらい前‼)には…