日本でイングランドのサッカー・クラブといえば、やっぱりこのクラブでしょうか。かつて香川選手も在籍したこともあり、日本で圧倒的な知名度を誇っているのはやっぱり「赤い悪魔」。マンU 世界で最も愛され、最も嫌われるクラブ作者: 東本貢司出版社/メーカ…
イギリスにおいて、かつては労働者階級のスポーツだったサッカーは、プレミア・リーグが作られ、莫大な放送権料が生じるようになってから、その環境は大きく変わったと言われている。また、いわゆるフーリガン問題が深刻化し、その対策に各クラブが積極的に…
このところ、イギリスに関する授業の中でサッチャー元首相について考える機会が多いのは、個人的に、彼女が行っていた政治の根本思想が現在の日本を考えるのにとても役に立つと言うか、知っておかないと、多くのことを見誤ってしまうように考えているからだ…
外国の小説を読んでいるとき、意外に困ってしまうのが登場人物が食事をする場面。食べ物というのは、書いている方も、想定している読者が知らないだろうと思わない限り、作品の中で詳しく説明されることもない。ちょっと考えてみるとすぐに納得できるが、当…
私の知人にも猫好きの人は多く、「いかに猫が好きか」という話を直接に聞く機会はほとんどないものの、SNSなどの投稿にはしばしば強い猫愛を感じさせる写真の投稿やシェアを見かけることが多い。近所の野良猫の糞害との戦いに明け暮れている私でさえ、そうい…
先週末は、マリノスが浦和戦で4-0での勝利、それだけではなく、ほぼ完璧な試合運びと無失点という、まさに理想的な勝ち方で最高の週末になりました! 今週末から天皇杯も始まります。まずは2回戦のMIOびわこ滋賀戦。JFLのチームですがジャイアント・キリン…
本当に、書いたり、書かなかったり、ずっと書かなかったり、で自分の根気と継続性のなさに滅入ってしまう気分ですが、久しぶり(なんと1年半ぶり!)に復活です。ということで、肩ひじ張らずに書くことができる大好きなサッカー関係について。スカーパーの…
イギリスの作家ミュリエル・スパークの『死を忘れるな』。死を忘れるな作者: ミュリエル・スパーク,永川玲二出版社/メーカー: 白水社発売日: 1990/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る登場人物の平均年齢が70歳代半ば以上と…
恩師を囲んで友人たちとやっている読書会では、ジェージ・オーウェルに続けてH. G. ウェルズを読んでいる。『タイム・マシン』『モロー博士の島』とSFものが続いたので、気分を変えようと社会小説の『アナ・ヴェロニカ』を読むことに。アン・ヴェロニカの冒…
非常勤@桜上水の基礎ゼミの前期授業で、今年もジョージ・オーウェルの小説『動物農場』を読んだ。英語も動物や農場の専門的な単語以外は難しくもなく、長さも半期15回の授業で読み終わるには適当だし、そして何よりも、ロシア革命を描きながらも非常に現代…
年に数回、友人たちと指導教授のところで読書会をやっているが、ジョージ・オーウェルを読み終わったので、次はH. G. ウェルズの小説を順番に読んでいくことになった。ウェルズというと、自分の中では、SF小説の先駆者であり、また社会主義的な小説を書いた…
下記の予定で日本オースティン協会第7回大会が開かれます。今年は『高慢と偏見』の出版200周年記念の年に当たり、シンポジウムと特別講演とも、この作品について話されます。● 日 時:2013(平成25)年6月29日(土) 受付:午前10時より ● 場 所:関西大学千…
下記の予定で、ブロンテ姉妹に関する講演会が開かれます。イングリッシュ・ガーデンの散策ついでにいかがでしょうか。 ■2013年度 ブロンテ・デイ公開講座のご案内 日時:2013年6月2日(日) 14時00分から16時00分まで 場所:横浜バラクラ・イングリッシュ・…
2年前に非常勤@戸塚の学生さんに教えてもらって読み続けてきた『絶園のテンペスト』がいよいよクライマックスを迎えるところまできた。第8巻で最後だろうと一気に読み終えようと思ったが、どうやら勘違いをしていて、次の第9巻で完結らしい。発売は5月22日…
日本代表の試合やそこで活躍する海外クラブに所属する選手についての報道を見ていると、日本においてもサッカーが人気のあるスポーツのひとつとして定着してきたことがわかる。しかしながら、残念なのは、国内リーグであるJリーグに対する関心が思われてい…
六本木の21_21 Design Sightで行われている「デザイン『あ』展」に行ってきた。イギリスとは直接に関係ないが、この展示をきっかけに「文学」について考えることがいくつかあったので、メモ代わりに記しておきたい。基本的にはテレビを観ないので(ニュース…
昨年度の授業のひとつでスコットランドを扱ったものがあり、その準備のために改めてスコットランドに関連する書籍を読み、スコットランドの作家の文学作品のいくつかを新たに読んだり読み直したりした。その作業の中で改めて感じたのは、スコットランドにつ…
考えてみると、「自転車」という乗り物には不思議なスピード感がある。人間にとって基本は歩く速さだが、鉄道が開通すると、私たちが感じる日常的な移動のスピードはぐっと速くなった。さらに、自動車、特急、新幹線、飛行機、ロケット…と、どんどん速い乗り…
昨年はお休みしましたが、今年は復活させます。興味のある人は参加してください。〈フレンドリー・グループ2013〉 「小説と映画で学ぶイギリスの社会」 イギリスの小説を読んでみたいけど、どんな作品があるのかよくわからないと思っていませんか? このフレ…
2013年度が始まってしまいました。実に11月ぶりの書き込みになってしまいます。昨年度は、何だか授業の準備に追われて時間が過ぎてしまったような1年でした。「忙しいという言う割にはよくサッカーを観に行っているのではないか」と突っ込まれていますが。今…
何だか、そう書くのが恥ずかしいほどの久しぶりな書き込みである。半年ぶりくらい…。忙しくなってなかなか時間がないというのもあるが、やっぱり自分の気持ちがこういうことに向いていないのが大きいのだと思う。日々のあわただしさに追われるだけで。ただ、…
最近、緩やかな読書会のようなものをやっていて、毎月1冊、決めた小説について好き勝手に感想を述べ合うようなことをやっている。名前は聞いたことがあるが読んだことがない作品を扱うことにし、国にはこだわらずに、多くが興味を持ちそうなものを選ぶように…
早いもので新年度。このブログも更新することなく1ヶ月が経ってしまった。毎週の更新を目指すと言った矢先なのに…。あまり思い詰めることなく気楽に更新をしていきたいのであるが、これではあまりにもひどいので、少しはしっかりしたいと思います。あきれず…
本当に久しぶりになってしまいました。この時期、やっぱり忙しい。今年は、大学の校務と学会の仕事のダブルになっているので余計に。のんびりとした更新になってしまいますが、忘れずにお付き合いください。 後期の非常勤@桜上水の授業のひとつを「ことばと…
Kさん、確かにチケットは高いですね。オペラとかもそうですが、舞台のセットにお金がかかる場合にはどうしても高くなるようです。私も学生時代に小劇場ブームがあって時どき出かけてましたが、2,000円以内だったの行けたのだと思います。今回の舞台について…
ゼミの卒業生からの情報で、なんと、宝塚がジェイン・オースティンの『高慢と偏見』を上演するとか。 詳細は下記のホームページで確認してください。 http://kageki.hankyu.co.jp/revue/270/index.shtml いったいどんな『高慢と偏見』になるんでしょうね。楽…
人間の決心というものがいかに弱いものか、思わず自分が証明してしまいました。前回のブログで、毎週のアップを目指します!、なんて書きながら、いきなり2週間も放置。その間、確かに国民的入試の実施責任者をやったり(うちでは無事でしたが、全国的にはい…
早いもので、2011年も残すところ数時間となりました。みなさんにとって、今年はどんな年だったでしょうか? 私にとっては、反省することの多い一年となりました。ちょっと仕事を引き受けすぎてしまって、本来、やるべきことができないままに終わってしまった…
前回、本を読む暇もなく…なんて書いていましたが、もちろん、まったく読んでいないわけはなく、じっくりと読む余裕がなかったというのが正確なところでしょうか。そんなふうに合間に読んでいた小説のひとつが吉田修一の『パーク・ライフ』。2002年の第127回…
12月は「師走」といいますが、文字通り、怒涛の半月を過ごしました。日本ジョージ・エリオット協会の全国大会の開催、入試関係の仕事、そして卒論の指導…。ブログを書く暇というか、その存在すらすっかり忘れてしまう感じの忙しさ。ようやく、一段落が着いた…