2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【報告】2010年の業績(←もっと頑張らねば…)

新年を迎えたと思ったら、あっという間に1月も終わってしまいました。時間が経つのは本当に早いもの。 先週、木曜日に卒論を書き終えた4年生が謝恩会を開いてくれました。いろいろとあった学年だけど(ゼミ生の「多様性」については抜群の学年でした)、こう…

【エッセイ】「永遠の少年少女のための文学案内」

今年度の授業ではディケンズの『オリヴァー・トゥイスト』をよく取り上げたことや、ユーリカ・プレスから出た復刻「子どもの文化史」の日本語解説を書いたこともあって、「子ども」は今年度の私の個人的なテーマでもあった。ただ、この「子ども」というのは…

【雑考】「仕事」について考える

今日の『朝日新聞』の読書コーナーに、以前でブログで紹介した京都の恵文社一乗寺店という本屋さんの店長の記事が載っていました。これまでにも色々なメディアで取り上げられているので、別に改めて驚くこともないのですが、大手の新聞に笑顔の店長の写真が…

【小説】本物のダンディとは?

新人物往来社という出版社から、なかなか興味深い小説にシリーズが刊行されている。「20世紀イギリス小説 個性派セレクション」と題されたこのシリーズ、すでに5冊中の1〜3冊目が刊行され、かの柴田元幸先生も「このシリーズ、絶対いいと思います!」と帯に…

【小説】「ささやかな日々、平凡な仕事」

年末、指導教授のお宅でオーウェルの読書会があった。今回は、小説としては『ビルマの日々』に続く第2作目の『牧師の娘』。私がレポーター。Modern Classics Clergymans Daughter (Penguin Modern Classics)作者: George Orwell出版社/メーカー: Penguin Cla…

【音楽】「ハレルヤ、ハレルヤ、…ハレクリシュナ、ハレハレ」

あけましておめでとうございます。年が明けました。2011年です。今日の授業で、ウィリアム・モリスの『ユートピアだより』の話をした際、当然のようにエドワード・べラミーの『顧みれば』にも触れました。モリスのこの作品も、べラミーのものも、二つとも21…