【シンポジウム】フェリス女学院創立140周年記念英文学科シンポジウムのお知らせ

下記の要領でシンポジウムを開催することになりました。「社会改良」をキーワードに、文学と芸術の分野から19世紀ヴィクトリア時代について話をします。
場所は、港の見える丘公園外国人墓地などがある、いわゆる古き良き横浜の面影を残す山手キャンパスです。近くには日本最大の横浜中華街もあります。シンポジウムの前後に散策するのもよいですね。
また、シンポジウムの会場は、映画『のだめカンタービレ』の撮影にも使用されたフェリス・ホールです。お昼休みには、パイプオルガン奏者の第一人者でもある、本学音楽部教授の宮本先生の生演奏を楽しむこともできます。
フェリスの学生さんたちはもちろん、他大学の皆さんも、ぜひ、聴きに来てください。

フェリス女学院創立140周年記念 英文学科シンポジウム
「1870―ヴィクトリア朝文芸と社会改良」

日時: 2010年12月4日(土) (開場9:30)10:00〜16:30
会場: フェリス女学院大学山手キャンパス フェリス・ホール

【プログラム】
9:30 開場
10:00〜10:05 学長挨拶
10:05〜10:15 シンポジウム主旨説明(時代背景解説を含む)
10:15〜12:15 文学の部
①向井秀忠(フェリス女学院大学
サミュエル・バトラーとブリワー=リットン卿―二つのユートピア小説が描いた社会改良―
②丹治愛(東京大学
感性の改革―ヴィクトリア朝における動物愛護の伝統と英文学―
③冨樫剛(フェリス女学院大学
画家と詩人とモデル―二人のロセッティとリジー・シダル―
④川端康雄(日本女子大学
ジョン・ラスキンウィリアム・モリス―社会改良の夢と挫折―

12:15〜13:30 昼食

13:30〜13:45  オルガン演奏(宮本とも子・フェリス女学院大学音楽学部教授)
曲目(予定):Samuel Sebastian Wesley (1810-76)、Alexandre Guilmant (1837-1911)

13:45〜16:25 芸術の部
①菅靖子(津田塾大学
社会はデザインで変わるのか―ウォルター・クレイン再考―
②山本政幸(多摩美術大学
19世紀末プライベート・プレス運動―造本設計と活字意匠にみる美の理想―
③由井哲哉(フェリス女学院大学
ヴィクトリア朝シェイクスピア理解―自国文芸の再解釈と社会改良―
④能澤慧子(東京家政大学
ファッションにおけるイギリス的スタイルの生成と影響
⑤近藤存志(フェリス女学院大学
信仰告白としての芸術表現―ゴシック・リヴァイヴァルとキリスト教的社会改良―

16:25〜16:30 英文学科主任挨拶